イチゴ炊き込み

　わたしは、イチゴが大好きです。少々すっぱくても食べることは可能です。昔、ボール一杯に入っていたすっぱいイチゴを、ほとんど一人で食べた過去があります。

　そんな、イチゴ好きのわたしに、ある考えが降臨したのです。

　ごはんにイチゴを入れて炊いたら、美味しいのだろうか…。

　思い立ったら吉日。その日のうちにイチゴを購入し、早速お米の中に入れて炊き始めました。数十分後、部屋中にイチゴジャムのにおいが漂ってきました。ジャムとごはん…合わない、と思いつつもイチゴのいつもの舌触りなら大丈夫…と成功を祈っていました。そして、ごはんが炊き上がり炊飯器の中を見ると、不味そうな色落ちしたイチゴが…。とにかく茶碗によそって食べてみることにしました。


　いつも食べているイチゴぢゃない…。
　あの清清しい酸味はどこへいったのだ…。
　結果、激マズ〜でした。
　まあ、作ったのだから仕方がない、とにかく食べよう…としたのですが、一口食べる毎に食欲が減退していきました。吐き気さえおぼえる始末でした。そして、これは食べられるものではない…と判断し、以後一口も口をつけることはありませんでした。

　…ダイエット用の食事としては、よいのではないでしょうか…。